製品概要 |
画像の高解像度化(1枚超解像)・ノイズ低減
<高解像度化(1枚超解像)>
■ 機能
低解像度の画像から高解像度(拡大)の画像を生成します.基本的に境界線(エッジ)の劣化をいかに抑えるかが重要です。
TakumiVisionは、2種類の高解像度化手法を持っています。どちらも、画像分離を行い、それぞれを最適に拡大して、合成する手法を取っています。
■ 応用例
(1) 携帯カメラ等の高画素化処理
(2) ポスターやカタログ、書籍など商業印刷
(3) ムービー(ビデオ)画像の高画素化
(4) ワンセグ放送映像からフルセグ放送映像へ拡大
(5) 既存DVD映像からハイビジョン映像への変換
(6) その他産業用途(監視、検査、医療、画像通信)
<ノイズ除去(JPEG等)>
■ 機能
JPEG圧縮は、量子化に伴う3種類のノイズが発生します。
(1) 細部情報の喪失:DCT係数の高周波成分カットによる細部情報の喪失。
(2) ブロックノイズ:ブロック間のDCT係数の量子化強度の違いによるノイズ。タイル状に見える。
(3) モスキートノイズ:図柄の変化が大きい境界をブロックが跨ぐときに生ずるノイズ
この内、(1)をは圧縮の代償として避けることは出来ませんが、(2)のブロックノイズと(3)のモスキートノイズは、限りなく小さくすることは可能です。
TakumiVisionは、独自の適応処理技術(特許出願済)を用いて、図柄の境界線情報を出来るだけ損なうことなく,ブロックノイズとモスキートノイズを削減しています。
■ 応用例
DCT(離散コサイン変換)系の圧縮である,JPEGやMPEG2,MPEG4(H.264)の圧縮ノイズ除去に効果的です。 |